トップ
ペイロードとは
ペイロードとは何でしょうか。TCPやUDP、jsonペイロードなどの意味をまとめてみました。
この記事の目次です。
1. ペイロードとは
2. 一般的なペイロードの意味
3. パケット通信(IT用語)のペイロードの意味
4. tcpのペイロードの意味
5. udpのペイロードの意味
6. jsonペイロードの意味
ペイロードとは、英語でPayloadと書き、可搬重量や有効荷重のことをいう用語ですが、 転じて航空宇宙用語では積載物自体やミサイルの弾頭の意味、IT用語(パケット通信)ではデータ伝送における正味のデータ部分の意味で使用される言葉です。
まずは、一般的なペイロードの意味についてまとめていきます。
ペイロードは、英語でpayloadと書きます。一般的にペイロード(payload)という英単語の意味は「最大荷重」あるいは「最大積載量」といわれます。
payloadを訳すと以下のような意味になります。
ペイロードとは元々、運輸での運行に必要な物を除いた貨物や乗客などの積載量をいう英語ですが、可搬重量や有効荷重という意味で使用され、それが転じて積載物自体やミサイルの弾頭などの意味でも使われます。
IT用語、コンピュータネットワーク用語(パケット通信)でいうペイロードは、データ伝送における正味のデータ部分の意味で使用されます。
パケットにはデータの転送先や転送経路などを制御するための情報を含むヘッダなどの情報が、ユーザが送信したいデータ以外にも付け加えられて送信されますが、ペイロードにはこれらの情報は含みません。 ユーザが送信したいデータそのものをいう際につかいます。
TCP/IPにおけるペイロードの意味をまとめていきます。
HTTPやFTPなどに使用されるTCP/IPの場合は、伝送システムはDARPAモデル(階層構造に分割したモデル)となっています。 下位の層のプロトコルは上位層のプロトコル全部をデータとみなします。 ですのでTCP/IPの場合、HTTPなどではペイロードといわない部分のHTTPヘッダなどもデータ部分となり、ペイロードといいます。
IPの階層からみれば、TCPやUDPの全体がデータ部分となりペイロードに含まれます。
UDPにおけるペイロードの意味をまとめていきます。
UDPにおけるペイロードの意味は、UDPの中に含まれるアプリケーションプログラムのためのデータがペイロードになります。
jsonペイロードの意味をまとめていきます。
上記で見てきたTCPやUDP、HTTPなどはプロトコルを意味しますが、jsonは、JavaScriptにおけるオブジェクトの表記法を応用したデータ形式です。 通常、httpでjsonデータを送受信しますが、jsonペイロードの意味はjson自体ということになります。
更新履歴になります。
Copyright (C) 2015-2023 名科辞典. All Rights Reserved.