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代謝とは、読み方は「たいしゃ」で新陳代謝の略。簡単にいうと生物の体内で起こる物質の化学的変化のことをいいます。代謝の意味や関連知識をまとめています。
この記事の目次です。
1. 代謝とは?新陳代謝とは?
2. 代謝、新陳代謝の意味
3. 代謝、新陳代謝について簡単に解説
4. その他、代謝関連の知識
代謝とは、読み方は「たいしゃ」。新陳代謝を省略したいい方です。
代謝の読み方は「たいしゃ」です。
新陳代謝の読み方は「しんちんたいしゃ」です。
新陳代謝とは、生物体内で起こる物質の化学的変化(反応)のことをいいます。
変化(反応)には、同化作用と異化作用があります。
同化作用は、体外から取り入れた物質を自分自身の体の一部にする反応です。
異化作用は、体成分を分解する反応です。
栄養素の代謝は、細胞や組織にて行われます。
またその代謝過程は神経系や内分泌系によって調節されています。
代謝、新陳代謝に関する意味についてまとめていきます。
国語辞典で調べると代謝の意味は、「新旧の入れ替わり。」と記載されています。
新陳代謝の省略系なだけに、新陳代謝の記載と比べて短く記載されています。
国語辞典で調べると新陳代謝の意味は、以下になります。
①新しいものが古いものと次第に入れ替わってゆくこと。
②生物体が生存に必要な物資を体内に取り入れ、用済みとなった古い物質を対外に出す現象。物質代謝。
代謝と新陳代謝の英語は同じ「metabolism」になります。
metabolismの意味は英語で以下のように説明されます。
the chemical activity in your body that uses food to produce the energy you need to work and grow
一般的な意味は上で見てきましたが、今度は生物や医学的に代謝、新陳代謝について簡単に見ていきます。
生態を構成する細胞や組織などは常に物質交換を行い平衡を保っています。 これらの総称を代謝、または新陳代謝といわれています。 代謝とはなにか、もう少し詳しく見ていきます。
生物は常に化学反応を行っています。
個々の細胞は絶えずその環境から素材を得ています。
生物は化学反応で素材を得て、
アミノ酸、脂肪酸、とその誘導体、ステロイド、単糖、プリン、ビリミジン、ヌクレオチド、核酸、タンパク質など の化合物を生産しています。
また、化合物を加水分解により分解し、炭水化物や脂肪酸を酸化してエネルギーを獲得しています。
このような複雑な生体化学反応を代謝といいます。
代謝とこれに伴う仕事はたくさんあり、 多くにわたる代謝過程とこれを可能にするエネルギー生産反応を通じて調節が行われます。
さまざまで複雑な代謝反応を遂行し、環境変化に一定の内部環境を保ちます。
代謝疾患、糖代謝異常など、その他の代謝関連の知識をまとめていきます。
全身的あるいは局所的な代謝機構に異常をもたらす疾患の総称です。
代表的な例としては、血糖代謝の異常である糖尿病、脂質代謝の異常である脂質異常症があります。
炭水化物など糖質が組織中で酸化、分解、合成と代謝される過程の障害のことをいいます。
代謝に関与するどの酵素の問題かによって、血中の糖度の濃度の調節難や、尿中への糖の排泄、中間代謝産物の組織への蓄積などの問題が生じます。
血中の脂質の1つまたは複数のものが過剰、もしくは不足している状態のことをいいます。
高脂血症あるいは脂質異常症ともいわれます。
代謝性アシドーシスとは、代謝性変化に伴い、重炭酸イオンHCO3-の減少をきたし、これによって血液のpHが低下する方向に変化する病的過程のことをいいます。
基礎代謝とは、目を覚ました状態で絶対安静を保っているときの代謝のことをいいます。 また必要最低限のエネルギーのことを基礎代謝量といいます。
日本人の基礎代謝基準値は以下のURLにまとめられています。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-004.html
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