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httpとは
httpとはなにか、読み方や関連語句の意味、URLのhttpとhttpsの違いなど初心者向け解説をまとめています。
このページの目次です。
httpとは、「HyperText Transfer Protocol」の略で、Webで主に使われるプロトコル(通信規約)の1つです。 wwwでハイパーテキストを転送する方式を定めています。
httpの読み方は、「えいちてぃーてぃーぴー」です。
httpの正式名称は、「HyperText Transfer Protocol」です。
httpの意味は、「wwwでハイパーテキストを転送する方式」と訳されます。
wwwの各ページのURLはhttpで始まります。
wwwやハイパーテキスト、プロトコルなどhttpの意味を理解するための単語の意味を補足していきます。
wwwの意味は、「画像や音声も含めたハイパーテキストからなり、ある情報から関連する別の情報の参照が容易に行える世界規模の情報ネットワーク」です。
wwwの正式名称は、「World Wide Web」です。
ハイパーテキストの意味は、「Ted Nelsonたにによって、1960年代に開発された文章のデータ構造」です。
ハイパーテキストの特徴は、表示ページ上から別の表示ページを直接表示できることです。
プロトコルの意味は、「対話に必要な通信規約」です。
メッセージの頭か末尾に付けます。
URLの意味は、「あるファイルを一意的に指定する<タイプ>://<ホスト>/<ファイルの位置、ファイル名>の形式の情報」です。
URLはhttp://~ではなく、https://~から始まることがあります。URLのhttpとhttpsの違いをまとめていきます。
httpには、問題点があります。
httpsとは、httpに暗号化通信の仕組みであるSSLを導入した通信プロトコルのことをいいます。
通信データの暗号化、改ざん検知の機能があり、httpの問題点を補うプロトコルです。
httpとhttpsの違いは、SSLを利用しているかどうかの違いがあります。
通常httpは80番ポート、httpsは443番ポートで通信を行います。HTTPヘッダ、HTTPボディなど通信データのメッセージの構成はhttpもhttpsも同じです。
httpを使った基本的な通信の仕組みについて見ていきます。
httpはクライアントとサーバーで通信します。 htmlで出来たページのデータを要求する方がクライアント、そのデータを渡す方がサーバ―になります。
クライアントからの要求をリクエスト、そのサーバーからの結果をレスポンスといいます。 httpでは、クライアントからhtmlなどのデータを取得するためのリクエストをサーバ―に送信し、サーバ―がクライアントにデータをレスポンスして返します。
httpのリクエストもレスポンスも以下のようなメッセージの構造になっています。
ヘッダー |
空行(CR+LF) |
ボディ |
httpリクエストは以下のようにヘッダーになります。 POSTのときはパラメータがボディーに設定されます。
POST /http/index.html HTTP/1.1 Host: www.naka-jiten.com : [空行] token=aaaa
httpレスポンスは、ヘッダにレスポンスコードやMIMEタイプなど、ボディにhtmlなどのデータが設定されます。 ちなみに、ボディのデータのことをペイロードといいます。
HTTP/1.1 200 OK Content-Type: text/html; charset=UTF-8 : [空行] <html> <head> <title>タイトル</title> :
httpのポート番号について見ていきます。
httpのデフォルトのポート番号は80番ポートです。
httpsのデフォルトのポート番号は443番ポートです。
Apache Tomcatなどのアプリケーションサーバでは、デフォルトでhttpのポート番号が8080、httpsが8443になっています。
主なhttpのステータスコードについて見ていきます。
httpステータスコードの200番台はリクエスト成功、300番台はリダイレクトの際に設定されます。
httpステータスコード200は、リクエスト成功を表します。
httpステータスコード301は、恒久的なリダイレクトを表します。 SEOなどでは元のページの評価を引き継いでページを移設する際に301リダイレクトが使うといいといわれています。
httpステータスコード302は、一時的なリダイレクトを表します。 一時的にそのURLのページが表示できない場合に別のURLを表示する場合に設定します。
httpステータスコード404は、未検出を表します。 たとえば、存在しないリソース名でアクセスした場合に設定されます。
httpステータスコードの400番台はクライアントからのリクエストに誤りがあった場合に設定されます。
httpステータスコード400は、リクエストが不正を表します。 たとえば、存在しないメソッドを使うなどした場合に設定されます。
httpステータスコード401は、認証が必要であることを表します。 たとえば、Basic認証を行う場合に設定されます。
httpステータスコード403は、禁止されていることを表します。 たとえば、ディレクトリリスティング機能が無効になっているところにディレクトリ名でアクセスした場合などに設定されます。
httpステータスコード404は、未検出を表します。 たとえば、存在しないリソース名でアクセスした場合に設定されます。
httpステータスコードの500番台はサーバエラーを表します。
httpステータスコード500は、サーバ内部エラーを表します。 たとえば、サーバサイドのプログラム(CGI)でエラーが発生した場合に設定されます。
httpステータスコード502は、不正なゲートウェイを表します。 たとえば、プロキシサーバで不正な要求を受け取り、拒絶した場合に設定されます。
httpステータスコード503は、サービス利用不可を表します。 たとえば、サーバにアクセスが集中してレスポンスが返せなくなった場合などに設定されます。
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