トップ 英語の動詞と文型
動詞は、動作や状態を表す語です。動詞には、自動詞と他動詞があります。動詞(述語)は、後ろに来る要素や、話の前後関係で意味が変わってきます。動詞と、その後ろに続く要素を類型化したものが文型となります。
この記事の目次です。
1. 述語動詞の形
2. 文型とは
3. 第1文型:SV(主語+動詞)
4. 第2文型:SVC(主語+動詞+補語)
5. 第3文型:SVO(主語+動詞+目的語)
6. 第4文型:SVOO(主語+動詞+目的語+目的語)
7. 第5文型:SVOC(主語+動詞+目的語+補語)
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述語動詞は、次の点を考慮して形を変える必要があります。
人称は、動作の主体が話し手・聞き手・第三者のいずれであるかを区別するために使われる分類です。
1人称は自分や自分を含めた自分たちのことを、2人称は自分の目の前にいる相手のことを指します。
自分(I)、自分たち(we)、相手(you)以外は、人もものもすべて3人称です。
主語が3人称で単数のとき、一般動詞(述語動詞)の形が少し変わります。
主語が3人称(I、we、you以外)で、単数(1人、1つ)のとき、動詞の後ろにsを付けます。 この動詞に付けるsのことを、3単現(3人称・単数・現在形)のsといいます。 SheやMy fatherは3人称単数なので、動詞にsが必要です。
I like summer. (私は夏が好きです。)
↓
She likes summer. (彼女は夏が好きです。)
My father likes summer. (私の父は夏が好きです。)
主語が3人称でも、複数のときは、動詞にsを付けません。
〇 Hanako lives in Tokyo. (花子は東京に住んでいます。)
〇 Takeshi plays the piano. (たけしはピアノをひきます。)
× Hanako and Takeshi speaks English. (花子とたけしは英語を話します。)
主語が3人称単数のとき、動詞にsを付けますが、そのままsを付けるだけではない動詞もあります。
次の動詞には、sではなく、esを付けます。
行く)go + es → goes
洗う)wash + es → washes
見る)watch + es → watches
教える)teach + es → teaches
studyはyをiに変えてesを付けます。
勉強する)study → studies
haveは形が変わってしまう特別な動詞です。
持っている)have → has
主語が3人称単数のとき、一般動詞の否定文のつくり方は、主語がIやyouのときとは異なります。
主語が3人称単数のときは、動詞の前にdoes notを入れて否定文にします。 そのとき、3単現のsを必ずとります。 動詞は原形(もとの形)にもどります。
She likes this book. (彼女はこの本が好きです。)
↓
She does not like this book. (彼女はこの本が好きではありません。)
does notもdon'tと同じように、doesn'tという短縮形をよく使います。
My cat doesn't move. (私のネコは動きません。)
主語が3人称単数のとき、一般動詞の疑問文のつくり方は、主語がIやyouのときとは異なります。
主語が3人称単数のときは、文のはじめにDoesを入れて疑問文にします。 そのとき、動詞は原形(もとの形)にします。
She likes this song. (彼女はこの歌が好きです。)
Dose she like this song? (彼女はこの歌が好きですか。)
Doesで始まる疑問文には、Yes, 主語+does.またはNo, 主語+does not.で答えます。
Dose Takashi go to school by bike? (たかしは自転車で学校へ行きますか。)
はい)Yes, he does.
いいえ)No, he does not. ※No, he doesn't.でもOK
ここで、be動詞と一般動詞を整理しておきます。
まず主語によって動詞を使い分けます。3人称の単数には3単現のsがつきます。
主語 | be動詞 | 一般動詞 |
---|---|---|
I | am | like |
you | are | like |
shi、he、Yuki(人名)、 my brotherなど3人称単数 | is | likes |
we、they、Yuki and Kenなど複数 | are | like |
否定文は次のようになります。
be動詞 | I am a student. ↑be動詞の後にnot | (私は学生ではありません。) |
一般動詞 | I don't like music. ↑一般動詞の前にdon't | (私は音楽が好きではありません。) |
一般動詞 3単現 | He doesn't like music. ↑一般動詞の前にdoesn't、動詞にsは付けない | (彼は音楽が好きではありません。) |
疑問文は次のようになります。
be動詞 | Is she a student? ↑be動詞を分の先頭に出す | (彼女は学生ですか。) |
一般動詞 | Do you like music? ↑文のはじめにDo | (あなたは音楽が好きですか。) |
一般動詞 3単現 | Does he like music? ↑文のはじめにDoes、動詞にsは付けない | (彼は音楽が好きですか。) |
文型は、S(主語)、V(述語)、O(目的語)、C(補語)という文の仕組みの要素を使って表したものです。
英語の文の要素には、主語(S:Subject)、述語動詞(V:Verb)、目的語(O:Object)、補語(C:Complement)があります。
また、主語、動詞、目的語、補語を修飾して、意味を付け加える語として修飾語があります。 英語の文はこれらの要素を組み合わせることで成り立っています。
文の要素のうち主語(S)と動詞(V)だけを使っているSVの形の文型を第1文型といいます。
以下は、第1文型の例です。実際には、SVのみで表すことは少なくeasilyのような主語と動詞以外の語を加えることが多いです。
主語+動詞+補語のSVCの文型を第2文型といいます。
動詞の後ろの名詞が主語とイコールで結ばれます。 動詞の後で主語について説明する語のことを補語といいます。
以下は、第2文型の例です。
主語+動詞+目的語のSVOの文型を第3文型といいます。
以下は、第3文型の例です。 第2文型とは逆で動詞の後ろの名詞が主語とイコールで結ばれません。
主語+動詞+目的語+目的語のSVOOの文型を第4文型といいます。
以下は、第4文型の例です。 最初の目的語が「人」、その後が「もの」という順番になります。
主語+動詞+目的語+補語のSVOCの文型を第5文型といいます。
以下は、第5文型の例です。 目的語の後に、その目的語について説明する語が続きます。
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