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CentOSとは
CentOSとは、読み方はセントオーエス、無料&RedHat Enterprise Linuxと互換性が高いLinuxです。LinuxやCentOSの特徴、ダウンロード先やインストールの知識などをまとめています。
このページの目次です。
1. CentOSとは
2. CentOSの開発方針を変更について
3. CentOSの特徴
4. CentOSとRedHat Enterpreise Linuxの違い
5. CentOSのダウンロード
6. CentOSのバージョン
7. CentOSのインストール
CentOSとは、読み方はセントオーエス、無料&RedHatと互換性が高いLinuxです。
CentOSの読み方は、「セントス」ではなく、「セントオーエス」と読みます。
CentOSとは、無料で利用できるLinuxです。
商用でメジャーなLinuxであるRedHat Enterprise Linuxと同じソースコードを元にまとめられています。 無料で利用できるだけでなく商用でメジャーなRedHat互換で、自宅サーバや開発用だけではなく、商用環境としても利用されています。
RedHat Enterprise Linuxは、RedHat社のLinuxですが、会話では省略してRedHatと呼ばれることが多いです。
記述するときは、RHELと省略されることがあります。この記事内ではRedHatと記述しています。
Linuxとは、読み方はリナックスで、WindowsやMacと同じOSの1つです。 サーバー向けでは、無料のCentOS、Fedora、Ubuntu(有料版はRedHat Enterprise Linux)が有名で、AndroidもLinuxが組み込まれています。
Linuxディストリビューションとは、Linuxを、一般利用者がインストールしたり、利用できる形にソフトウェアをまとめたパッケージで、 Linuxカーネルは、リーナス・トーバルズによって開発されたカーネルです。
The CentOS Projectは12月8日、Linuxディストリビューション「CentOS」の開発方針の変更を発表しています。 CentOS7は2024年までサポートされますが、ContOS8は2021年に打ち切りになるようです。
CentOSの公式サイトでは以下のようにアナウンスしていました。
出所)https://blog.centos.org/2020/12/future-is-centos-stream/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=future-is-centos-stream
CentOSプロジェクトの将来はCentOS Streamであり、来年以降は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の再構築であるCentOS Linuxから、現在のRHELリリースの直前を追うCentOS Streamにフォーカスを移す予定です。 RHEL 8の再ビルドとしてのCentOS Linux 8は、2021年末に終了する予定です。CentOS Streamは、Red Hat Enterprise Linuxのアップストリーム (開発) ブランチとして機能し、その後も継続されます。
一方で、皆さんの多くがCentOS Linux 7に多大な投資をしていることを理解しており、RHEL 7のライフサイクルの残りの部分では、このバージョンの開発を継続します。
また、CentOSストリームは、CentOS Special Interest Group (SIG) 間のコラボレーションにおける大きな変化の中心となります。 これにより、SIGはRHELの次のバージョンを開発してテストすることができます。 また、2つのリリースをビルドしてテストするのではなく、明確な単一の目標をSIGに提供します。 これはRHELの将来においてCentOSコントリビューターコミュニティに大きな影響力を与え、Linuxディストリビューションのエコシステムにおいて 「CentOS」 が何を意味するのかについての混乱を取り除きます。
CentOS Linux 8 (RHEL 8の再構築)が終了したら、最善の選択肢はCentOSストリーム8に移行することでしょう。 CentOS Linux 8を実稼働環境で使用していて、CentOS Streamがニーズを満たしていないことが懸念される場合は、Red Hatにオプションについて問い合わせることをお勧めします。
このようなプロジェクトフォーカスのシフトがあなたにどのような影響を与えるかを理解していただくために、FAQを用意しています。
FAQ)https://centos.org/distro-faq/
CentOSは、無料で利用できます。
CentOSは、Linuxの中でも最も有名なRedHat(RedHat Linux)のソースコードをコンパイルしてできています。
RedHatは、有料ですがソースコードが公開されていて、それを元にコンパイルして、ソフトウェアパッケージになっていて、ほぼRedHatと同じで、RedHatと互換性が高いです。
CentOSは、寿命が長いです。
Windowsと比較してもあまり変わらないです。
CentOSとRedHat Enterpreise Linuxの違いをまとめると以下のようにまとめられると思います。
CentOSは無料。RedHat Enterpreise Linux有償の違いがあります。
CentOSとRedHat Enterpreise Linuxとでは、同じ物件じゃないので、当然「コンパイルしたバイナリ」の違いがあります。
ミドルウェアなどの商用製品がCentOSに対応していると明記していない事があります。
つまりRedHat Enterpreise Linuxは評価してサポートしているけれど、CentOSは評価していないのでサポートしていない場合があります。
CentOSは、「https://www.centos.org/download/」のDownload CentOSより、CentOSのISOイメージがダウンロードできます。
ISOイメージをDVDに書き込んでインストールします。VMWareやVirtual Boxなどでは、ISOイメージをそのまま使ってインストールできます。
ミラーサイトを選んで、例えば以下のファイルをダウンロードします。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/7.2.1511/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-DVD-1511.iso
古いものもダウンロードできます。以下は、CentOS6.4の例です。
http://archive.kernel.org/centos-vault/6.4/isos/x86_64/CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso
CentOSのバージョン5は、2007年4月12日に5.0が登場して、その完全更新期限が2014年3月。メンテナンス更新期限が2017年3月31日です。
CentOSのバージョン6は、2011年7月9日に6.0が登場して、その完全更新期限が2017年6月。メンテナンス更新期限が2020年11月30日です。
CentOSのバージョン7は、2014年7月7日に7.0が登場して、その完全更新期限が2020年12月。メンテナンス更新期限が2024年6月30日です。
Windows Vistaは、2007年1月30日に全世界で発売され、メインサポートが2012年4月10日。延長サポートが2017年4月11日です。
Windows 7は、2009年10月22日に一般販売され、メインサポートが2015年1月13日。延長サポートが2020年1月14日です。
CentOSのインストール例として、Oracle VM VirtualBoxにCentOS7をインストールします。
VirtualBox は、Oracle社のクロスプラットフォームな仮想化ソフトウェアです。
OracleのHPより、Windows、Linux、Mac OS X、Solaris用の媒体が入手できます。
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