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SWOT分析とは―読み方:スワット・ブンセキ。説明と具体的な記入例・事例

読み方はカタカナで「スワット・ブンセキ」!SWOT分析は、戦略の構築や現状の評価を行うためのフレームワークです。内部の強みと弱み、取り巻く環境での機会と脅威を記述して分析します。

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目次

この記事の目次です。

1. SWOT分析とは何か
2. SWOT分析の読み方と英語
3. S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威とは何か
4. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(1)
5. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(2)
6. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(3)
7. まとめ

関連用語
更新履歴

1. SWOT分析とは何か

SWOT分析とは、 戦略を立てる際に使用する、S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威の切り口でまとめる現状分析のためのフレームワークです。 いろいろ考えたり、他の分析手法を使ったり、集めた情報を現状としてまとめるのに適しています。

企業で行う場合、強みと弱みは自社内を、機会と脅威は顧客や競合他社など社外をまとめて分析します。

2. SWOT分析の読み方と英語

SWOT分析は、読み方はカタカナで「スワット・ブンセキ」です。

英語では、「SWOT Analysis」と書き、カタカナの読み方は「スワット・アナリシス」です。

3. S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威とは何か

SWOT分析のS:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威とは何かについての解説していきます。

S:強み―英語でStrength(カタカナで「ストレングス」)

Sは強み、英語でStrength、読み方はカタカナで「ストレングス」。内部の喜ばしい要因をあげます。

Sの例(アパレル)

  • すぐれた素材の開発力
  • 高い生産能力

W:弱み―英語でWeakness(カタカナで「ウィークネス」)

Wは弱み、英語でWeakness、読み方はカタカナで「ウィークネス」。内部の注意すべき要因をあげます。

Wの例(アパレル)

  • 一般大衆向けでショップなどと比べダサイイメージ

O:機会―英語でOpportunity(カタカナで「オパテュニティー」)

Oは機会、英語でOpportunity、読み方はカタカナで「オパテュニティー」。外部の自社に有利な働きをする消費者など。

Oの例(アパレル)

  • ファッションリーダーが意外な着こなしで話題になることがある。

T:脅威―英語でThreat(カタカナで「スリート」)

Tは脅威、英語でThreat、読み方はカタカナで「スリート」。外部の自社に不利な働きをする消費者など。

Tの例(アパレル)

  • ファッションに疎い人の代名詞としておもしがる人がいる。

4. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(1)

ママが夕飯の支度を終えた頃に、上司から飲みに誘われたパパの例です。 ママを怒らせないで上司と飲みに行きたいです。

目的

TEL「ごめん。上司に飲みに誘われたから。夕飯食べられない。」 ⇒「えー、もっと早くいってよ!最悪(怒)!」のいつものやり取りを改善したいです。

現状分析(強み・弱み)

  • 強み

    ママへの愛情!貯蓄をして家を買いたい共通目標。

  • 弱み

    話すのが下手。気遣いが下手。

現状分析(機会・脅威)

  • 機会

    上司からの評価UPのチャンス。仕事の悩み解決のチャンス。

  • 脅威

    言い方を間違えたときのままの怒り。断ったときの上司からの評価DOWN。

5. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(2)

(1)を踏まえて、検討し戦略を策定します。

強みを生かす

愛するママのための行動であることをちゃんと伝える。

弱みを克服する

ママの嫌な気持ち(せっかく作ったのに)を考慮して、伝えきれないといけないのでメールで連絡する。

機会を活かす

飲みに行って業務改善、評価UPに繋げる。

脅威をなくす

ママのメリット(収入UPにつながる)がわかるようにして、怒りを和らげる。

6. SWOT分析 記入例・具体的な活用事例(3)

以下のようにママに伝えることにしました。

Before:TEL「ごめん。上司に飲みに誘われたから。夕飯食べられない。」 ⇒「えー、もっと早くいってよ!最悪(怒)!」

After:Mail「ママへ、たった今、上司から飲みのお誘いもらえたんだ!今日はせっかく作ってくれたのにごめんね。でもママのために早く家が買えるように頑張ってきます!いつも美味しい料理ありがとう。パパより」 ⇒「そうかぁ。仕方ないなぁ。飲みすぎないでね。気をつけて帰ってきてね。」

7. まとめ

SWOT分析についての簡単な説明と事例や具体的な記入例みてきました。

SWOT分析とは、 戦略を立てる際に使用する、S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威の切り口でまとめる現状分析のためのフレームワークです。 いろいろ考えたり、他の分析手法を使ったり、集めた情報を現状としてまとめるのに適しています。

SWOT分析とはー現状分析のためのフレームワーク
図 SWOT分析とはー現状分析のためのフレームワーク

SWOTをまとめる前に、他の分析方法を行うとより強力な情報がまとめられますね。 分析例としては、内部環境は事業活動のバリューチェーン分析、経営資源のVRIO分析などがあります。 外部環境は、マクロ視点でPEST分析、ミクロ視点で5Force分析などがあります。 かけられる時間やコストと相談して対応してみるといいと思います。

例であげた身近なテーマなど、SWOTだけまとめても情報が整理され行動につなげやすくなりますね。 活用してみてください。

関連用語

関連用語です。

Threat

読み方は「スリート」、「脅威」を意味する英語です。

詳細

更新履歴

更新履歴になります。

  • 2022/1/9 カタカナの読み方について追記しました。
  • 2021/11/6 目次を追記しました。
  • 2018/8/22 SWOT分析とは?のイメージとまとめを追記しました。
  • 2016/7/5 SWOTそれぞれの説明とアパレルの例を追記しました。
  • 2015/12/9 記事をUPしました。

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